16世紀、新大陸をも含めた広大な当時のスペイン帝国に君臨していた女王さま。
(前女王イサベルは彼女のお母さん。世界史の教科書にも載っていたはず・・・)
学生の頃読んだ歴史関係の本で初めて知り、その後、小西寛子氏の著書「スペイン女王イサベルの栄光と悲劇」にてえらい衝撃を受けました。
頭のおかしい人が女王になれるのかと。
・・・いや、わが国だってよく考えたら、平安時代にはソレな人が平気で即位してたってことがあ(ゲフゲフゲフッ)
そして待望の映画。(DVDですけど(汗))
・・・なんだか、私の知ってる話とはだいぶ違うみたいですが、(狂ってないやん(苦笑))これはこれで十分楽しめました。
監督さんは、彼女を狂人とは見なさなかったようで・・・精神異常者の話にするよりは「愛の物語」にした方がそりゃ、いいかもしれないですよね・・・
リュック・ベッソンならどうだろうな・・・
「私を抱いて、もっと子を産ませて!」(フアナ)
生殖は利殖につながる・・・とはあちらの方はよく言ったもの。牧畜民と接触してない日本人にはこの感覚、いまひとつ理解しかねる。(参考文献:「日本人とユダヤ人」イザヤ・ベンダサン・角川文庫)
これがあちらの「愛」というものか!?(汗)う、でもごめんなさい、いつも思うんだケド・・・
さかりのついた メ ス 犬 にしか見えん・・・
けど彼女にとってはこれは「趣味(愛)と実益を兼ねたもの」でちょうどよかったんだろな・・・ばんばん子供作るのが嫁いだ王族の女性の義務だし・・・これは日本でもそうだけど。
「激しい欲望は抑えるのだ!」(フェリペ)
人間は年中発情している動物。女王様といえど例外にあらず。あ、この時点では皇太子妃か・・・ついさきほど出産したばかりなのに早くもそれなので、夫は辟易する。(でも相手してやる(笑))
そして、やっぱり、衣装の豪華さ。これ、よかったなぁ・・・
クライマックスの、王権を夫フェリペがあわや簒奪か!?というシーンでは、フアナは女王の正装姿で颯爽と登場、ビシーッ!と夫、その側近連中を牽制します。
で、この時、彼女は国民を味方につけておりまして・・・女王万歳!の歓声の中、意気洋々と去っていく彼女の姿は、なんともカッコカワイかったのであります。
国民を味方につける、というより、国民がみな彼女のファンだった・・・というべきか、この映画では。早い話が、アイドルですな(笑)
あ、これはもしかして、女王の幼なじみだった隊長さんの「やらせ」だったのかもしれん・・・
とはいえ。
女性の政治家に不安はあるが、女性天皇はどうだ?いけるんじゃないかなぁ・・・
この女王フアナについては、狂ったふりをしていただけでは?という説もあるらしいです。夫への愛憎におぼれていても、王権に関しては誰に対してもまったく一歩も譲らなかったからということで。
夫君フェリペ。「美貌だが女ったらしのバカ様」のイメージが既に定着していただけに(笑)微妙でした。役者さん、確かに男前ではあったけどねー。
(「ハプスブルグ一千年」(新潮文庫・中丸 明著)の「狂女王フワナ」の項・・・これには笑えた、ハマッた(笑))
女ったらしの男と、彼だけを過激に愛している女、しかも女の方がいろんな意味でパワーがあって強い・・・今回のこの作品について考えているうちに、頭の中で何気に
マンガ「うる星やつら」
を語っている自分に気づく・・・(爆)
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